空の色、夢の中。

また今日と同じ今日が来る

#櫻井翔ラップ大賞2017

 

素敵なタグを見つけて書きたいなぁと思ったので、書いてみます。

この機会を作ってくださったしおPさん、ありがとうございます。

 

#櫻井翔ラップ大賞2017

【名前】さ

【担当】二宮さん

 

拙い言葉ですが、書かせていただきます。 

 

【好きなラップ】

1位:COOL&SOUL for DOME07(シングル「Step and Go」<Special Cu[9]bic Box>)

理由:

 迷った。本当に迷った。Re(mark)ableもStill…も二人の記念日もサクラ咲ケも大好きだから迷った。けど、一晩寝て考えた結果やっぱりこれだなと。正直に言えばこの曲が披露されたどの場にもわたしは居合わせられてないです、嵐フェスもね。だけど初めて買ったライブDVDが東京ドームの凱旋公演で、本当に初めて「櫻井翔のラップ」というものに触れたのがこの曲だった。だから、一位をこの曲にさせてください。「for DOME07」な理由も同様です。

 

ARASHICに収録されているCOOL&SOULを初めて聴いた時に、個人的に一番好きだった部分がドーム公演ver.のものだと知って鳥肌が立った。大野さんから始まる「五人で奏でるのはHIPPOP じゃなく真似し難い様な HIPなPOP right?」の部分のことです。そして「既に幕開け 第二章 似せてみようと追いつかないかも」。「そして幕開け第二章 似せてみようならそれは第二号」と歌っていた彼らが「既に幕開け 第二章 似せてみようと追いつかないかも」と歌うなんて。オリジナルもドーム公演ver.も攻めた歌詞であるには変わりないけれど、自己発信で「既に幕開け第二章」なんて言えてしまうその心意気がかっこいいし、その歴史の目撃者となりたい、ついていきたいと思った。

「いま居合わせることが重要」「そりゃ時に また待たせるだろう?」

その歴史の目撃者になりたい。その場に居合わせたい。ついていきたい。だから、待つよ。心して待つ。(色々書きたいことあるけれど全部書ける自信ないしそもそもちゃんとした言葉を選べる綴れる気がしないのでこのあたりでやめておきます)

 

2位:LIFE(アルバム「Time」収録)

理由:

「等身大の彼らが、悩みや迷いを抱えてそれでも進んでいく」というのがこの曲のテーマだと思っているのだけれど、その中でかなり強いメッセージを発信しているのが翔さんのラップだなと。「生きるため故生きるのかい?」という言葉がこの曲の根っこの部分を表していると個人的には思ってる。「そうやって何気なく 流れていく時間の中で」大切なものは「それぞれの笑顔の理由」であり、「どうやって生きていくのか 答えは一つじゃなくて」大切なものは「僕らの幸せのカタチ」だ。きっとこの言葉の答えが歌詞なんだろうなと。それにもう一つ。サビの「人には言えない悲しみや 冴えない毎日が続いても 散らばっている輝きを拾い上げれば もう少し進める気がした」を受けてからの「未来に痛みも連れて行く」は、 胸が熱くなる。痛みを背負ってもまだ進めるよ、輝きも痛みも背負って進んでいくのが「LIFE」だよと言われているような気がして。

 

 

3位:Once Again(アルバム 「Dream "A" Live」収録)

理由:

「より高く飛ぶために低くしゃがむ事だって僕らには必要」って、どんな経験をして見て聞いて考えたら出てくるんだろうと衝撃だった。なんて冷静で貪欲でこんなにも暗い音なのに前向きで果敢に挑戦し続けるのだろうと。そして「“願いかけ 描いた夢”の先へとonce again」の「夢」の読み方が、ね。だから、何かに迷ったときはこの曲を聴いてラップに耳をすませる。甘えや優しさじゃない、強さを与えて背中を押してくれるこのラップが、曲が大好きです。

 

 

【好きなラップ(未音源化)】

1位:ペンの指す方向 chapterIII feat. AI (I Wanna Know remix)

理由:

chapter IIも クリスマス曲も ウェディングソングも好きだから迷った。ものすごく迷ったけど、chapter IIIの攻めに攻めている翔さんが好きだからこれにしました。「怖いなら逃げてもいいですよ これは人生を賭けた真剣勝負」とか「風が後ろ向きならば 向き変える」とか台詞とか。翔さんの攻めの姿勢が凝縮されてるんじゃないかってくらい強気で反骨精神丸出しで声高々と宣言していて、上手く言えないけど、とにかく痺れる。ラップに酔いしれる。この曲にのせて歌っていることもぐっとくる理由のひとつなのかもしれない。歌詞のすべての意図を汲み取れてるとは全く思っていないけれど、純粋にこの曲のラップが好き。

 

 

【好きなラップ(現場)】

1位:sugar and salt(アルバム「LOVE」収録)

理由:

LOVEのコンサートに行くまで、本当に2・3回しか聴いてなかったこの曲。一番近いステージから出てきてどこか寂しそうな表情で、軽く俯いて歌う姿を見てぐっと引き込まれて、翔さん越しにモニターに映る歌詞を眺めてた。低いけれど曲名通り「甘い」声で歌う翔さんに痺れた、聴いてるこちらまで胸がきゅっと苦しくなった。

 

「ときに甘く 甘く 辛く」“こそ”「儚く」と、辛さよりも甘さが勝っているところ、「こそ」儚くと紡ぐところ。心の中の思いを直接言葉にするのではなく天気に託すところ。「貴女」と書き表し、一緒の日々を過ごしていく過程を「心なしか二人また似ていく」と表すところ。無地のキャンバスを「描いていく」のではなく「滲んでいく」と表すところ。「また出てきた女々しさ ただ照れくさく ただ男の女々しさでした」って聴いた時が苦しかったのも覚えてる。アウトロで流れる「笑顔の未来が待ってるといいな」「動き続けた長針と短針は」も涙を誘う。ラップと直接関係はないけれど、最後に「“君”の明日を願うよ」と締めるところも、優しくて温かくて苦しくて切ない。

 

ミディアムテンポの曲でラップが成立するのも、こんなに切なくて苦しいストーリーなのにどこか温かくなる自分がいるのも、櫻井翔というあなたが綴った歌詞をあなたが歌うからなんだろうなと思っています。コンサートで聴いて大好きになった、大切な曲です。

 

 

【追加】

Overture(アルバム「One」収録)

理由:

これ本当に本当に本当に大好きなのこのラップ…!!!!!!!何で好きかって?この曲に関してはよく分からないよ!!!!分からないけど好きなの!!!!

 

素晴らしき世界(アルバム「One」収録)

理由:

ラップという概念を思いっきり壊された。これに尽きる。ラップを歌うってこういうことなんだ、と。 国立のDVDを見て、メロディーにのせて歌うように歌う(うまい表現が見つからないのが悔しい)翔さんを見て衝撃を受けた。情景が浮かぶように言葉を繋いでいるのも好き。「色を加え塗り描いていく“近い将来”」が、“近い将来”なのが背伸びをしていてなくていい。

 

firefly (アルバム 「Time」収録)

理由:

そもそもfireflyという曲自体が好きと言うこともあるけれど、世界観が翔さんのラップで広がっているからというのが大きい。サビが1コーラス目も2コーラス目も同じだったり、曲の長さが3:51だったりすることもあって言葉数が少ない曲だけれど、翔さんのラップがあることでぼんやりとした曖昧な曲になりすぎない。「飛び立ち行きし灯り」「焼き付く」というのがfireやfireflyを彷彿とさせ、「脳裏にしこり」という言葉がリアリティを感じさせる。その言葉を紡ぐ低い声も大好きです。

 

Tell me why(アルバム「THE DIGITALIAN」収録)

理由:

この曲は翔さんのラップがないと成立しない。どの曲もそうかもしれない、でもこの曲は「ラップがあるから成立する」んじゃなくて「ラップがないと成立しない」と強く思う。ラップの部分だけ新たに付け加えられたというよりも、一本の物語があってたまたまそこがラップだっただけ、という感じ。AメロBメロサビで悲しみに暮れている「彼」がラップの部分でも懐かしい思い出に(悲しみに)浸っている。「写真の二人は…」までは。

 

テンポも勢いも変わる。「あなた」に対する思い出が想いが曖昧ではなく具体的になり、最後極めつけの「No…please back again」。AメロBメロの静かさや悲しみに染まている様子と比べると狂気すら感じる。そしてその熱くなった高まった思いのまま「No no no 君は今どこで  No no no 誰に素顔見せてるの?」と問いかける。その後ラストサビで落ち着くけれど、後ろでガシガシ鳴ってる音は(音楽詳しくないからちゃんとわからないのごめんなさい)その内に秘めた(狂気的な)想いを隠しきれてない。

 

何だかTell me why自体の説明みたいになってしまったけれど、とにかくこのラップがなければ狂気的な面が垣間見れることもなかったはず。勢いを変化させる、場面を一気にがらりと変えられる(かつ勢いそのまま自然に次に繋ぐことができる)のはラップならではだと思う。ただ思い出に浸っている「彼」の歌だけにしなかった、翔さんのラップに完敗。

 

 

 

はい終わり!!!ここで締めないとどんどん書きたくなっちゃうから!!!書いてて本当に楽しかったです。で、個人的には「いかに歌詞とラップ詞が繋がっているか」という視点で翔さんのラップを楽しんでいるのかなと思いました。そしてこの機会に改めて翔さんのラップがある曲を眺めて、歌詞を見て、その量とひとつひとつの歌詞に本当にこの方は偉大で素晴らしい方だな…と改めて実感しました。これからもその背中についていかせてね、翔ちゃん。あなたの綴る言葉が大好きです。ラップの力でまた新しい世界を見せてください。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。