空の色、夢の中。

また今日と同じ今日が来る

主演・二宮和也の映画「青の炎」を鑑賞してきました

 

本当はもっと前にまとめようと思っていたのだけれど、ずるずる引きずってこの時期になってしまいました。その時に思ったことはTwitterに呟いた通りなので、そのまとめと思っていただけたら幸いです。

 

 

お台場シネマメディア―ジュが閉館日の最終上映に「青の炎」を公開するという情報をドリパスからのお知らせで知りました。当初は用事がすでに入っており時間も遅いのでいけないはずでしたが、優しい友人のおかげで鑑賞できることになりチケットを購入しました。

 

 

私は青の炎を公開当時観ることはできませんでした。何せ小さかったしまだファンではなかった。おそらく2015年かな、青の炎のBlu-rayが出ました。それは真っ先に購入したのだけど、どうしても本編を見る勇気がなくて。あと見れなかったもうひとつの理由。「この映画を初めて見るのは、映画館がいい」とずっと、何年も前から思っていたから。ずっとずっとこの日を待っていた。

 

 

 

 

圧巻でした。35mmフィルムでの上映で、私自身はフィルムやら映画やらに疎いため詳しいことは分からなかったのですが、とても味があってなおかつ綺麗な映像でした。そして二宮さんの演技。その声と、目と、表情に釘付けだった。こんなに体感時間が短いのかってくらい短かった。あの目を見ていると、ふと今の二宮さんが見える。だけど、あの17歳のときにしか出せない脆さ 儚さ 暴力性 感情の起伏の激しさ 発する雰囲気 瞳の輝きと闇 強さがそこにはあって、どうしても苦しかった。共演者の方々の演技も素晴らしくて苦しかった、 先が分かってるからこそ苦しくて悲しくて、でもそれだからこそ美しかった。人間って残酷だ。それだけじゃない、色々なことを突きつけられた気がした。

 

 

今見れてよかった。色々と考えることがあった。こみ上げるものもあった。この何年後かに日本アカデミー賞主演男優賞を受賞するのかと思ったらとても感慨深いです。

 

今日はプレゼンターとしてあのレッドカーペットを歩くんですね。その勇姿を見れるのが楽しみです。また、あなたがスクリーンで輝く姿を見れますように。

 

青の炎という作品に関わったすべての皆さん、そしてお台場シネマメディア―ジュ、素敵な時間をありがとうございました。