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空の色、夢の中。

また今日と同じ今日が来る

LIVE【emU】2017 ~BEST OF SOUNDTRACK~

この前、澤野弘之さんのライブに行ってきました。レポというか、感想を忘れないうちに書いておこうと思ってここに記しておきます。

 

2017年5月13日、14日に開催された「澤野弘之 LIVE【emU】2017 ~BEST OF SOUNDTRACK~」は全三公演。そのうちの13日・14日の夜公演に参加させていただきました。

本当に楽しかった。普段はお察しの通りジャニーズのコンサートに行っているため、ZARDのフィルムライブなどに行ったことはあるけれど、オーケストラのライブなんて行ったことがなかったから新鮮で楽しかった。

 

演奏曲は、ライブ名に挙げられているアルバムの収録曲を中心。やはりアニメの音楽を担当していることが多いため、演奏曲も全体的にそちらに寄っているような気がした。一緒に参加した高校時代からの友人と同じくわたしはTBS系連続ドラマ「魔王」で澤野さんの存在を知って好きになったので、もう少しドラマや映画の劇伴音楽もやってほしかったなぁ、なんて贅沢なことを思ったりもした。でも、でも!本当に楽しかった。

 

背後にオーケストラを従え、内側をベース・ギターとドラムの方々が囲む。その中心にいるのはピアノ、そして澤野弘之さん。記憶にある限り、オーケストラが演奏する際にピアノは観客から見て左側にいるイメージが強かった。その配置を見た瞬間、そしてそのピアノ椅子に澤野さんが席についた瞬間、なんだか背筋がピンと伸びた気がした。

 

かっこよかった。本当にかっこよかった。

 

ちょっとした違和感だけど、何て言えばいいのかわからないけれど。(脇役でないのは十分承知ですが)いつも端にいるピアノが真ん中で、それも一番前で演奏されている。それもこの壮大な音楽を作り出したのは真ん中でピアノを弾いている人で、この方がすべて始まりで…なんて余計なことまで一瞬のうちに考えてしまって、ただただかっこよかった。

 

一日目。2曲目演奏後あいさつの後に流れ始めた3曲目が忘れられない。

 

 

「LiVE/EViL」

 

生きることは、悪いこと__擦り切れるくらい見たドラマのメインテーマと言える楽曲が流れ始めたとき鳥肌が立った。背景のライトが青に染まり、波のような文様が表れる。そこに流れるピアノの音色…頭の中でスーツ姿の成瀬さんが歩いてた。成瀬さんが赤い部屋で芹沢の写真を見ている、図書館に続く道路を歩いている、池畑と屋上で「転落」を意味するタロットカード片手に対峙している、しおりさんが成瀬さんに泣きながらすがっている・・・一切映像は流れていないのに映像がとめどなく流れてくる、これが劇伴音楽の醍醐味なんだと思った。今まで聴いたどの「LiVE/EViL」よりも切なくて苦しくて壮大で忘れられないものだった。当たり前だって思うかもしれないけれど、魔王の中からその曲をやるかわからない中、それもこんな前半戦で不意打ちで演奏されたら・・・きっとこの先何度でもこの時の演奏を思い出すんだろうなと思います。

 

 

 「U&Cloud」「tragedy」をはじめとする大好きな曲が次々と演奏されて本当にうれしかったし、生で聴くオーケストラはこんなにもぐっとくるものなんだなぁ…と改めて思いました。CDじゃ感じられない、全身で感じる振動がたまらなかった。そしてライト。今回で改めて気づいたんだけれど、自分が照明がたまらなく好きなんだなぁ…って今更ながら思った。青と赤を中心に、明るい曲のときは黄色だったり。冒頭でオーケストラの間間に立っている棒が白がちな虹色に輝いて下から上へ上がっていくのが繰り返されたり(それもまた冒頭が異常な不安にさせるような音で鳥肌が止まらなかった)。キツイ緑色のライトが様々な方向に向けられたり。あぁ、だからドームのライブが好きなんだってここで改めて実感するっていう・・・。そんな中やっぱり忘れられないのが最後の一曲での照明の使い方かな。

 

 

最後の曲「BLUE DRAGON

 

僕にとっても思い入れの深い曲です、といったニュアンスの言葉の後に始まったこの曲。ドラマ「医龍」の劇伴音楽の最後のピアノソロで澤野さんがピンスポットが当たる。曲も、その弾いている姿も美しかった。きらきらしていた。ピアノソロが終わった後に明るくなるその演出も曲にとても合っていて、壮大な音楽がより一層輝いていた。改めて、もっと好きになりました。

 

 

そしてもうひとつ。 「Perfect Time」と「at'aek ON taitn」で登場した小林未郁さん。

 

 登場したとき、ずっとずっと願っていたことが目の前で起こっているのにどうしても信じられなくて、おそらくずっと口を開けてみてたんじゃないかって思う。澤野さんの音楽にたびたび登場する未郁さん。「EGO」「REMIND YOU」「Me&Creed」「a≠α」など数々の作品に参加されています。澤野さんと未郁さんのコラボした楽曲が本当に本当に大好きで、高校時代のテスト前は必ず聴いて勇気をもらっていた。

 

なんでこんなにかっこいいんだろう。小柄な体とは裏腹に力強くたくましく一瞬で黙らせるような雰囲気、そして声量。それなのにどこか儚くて壊れそうで、危うい。澤野さんが作り出す壮大な世界観を持つ音楽の中、闇夜を切り裂いていくようなその声が大好きで、とにかくかっこよくて。特に「at'aek ON taitn」は怪しい雰囲気の音楽の中、地に響くような低い声から高い声まで、オーケストラの音楽に負けない声量で。自分で道を拓いていく未郁さんが見えた気がした。ずっとずっと生でその歌声を聴きたくて、姿を見たくて。だから本当に、言葉では言い表せないほどうれしかった。

 

 

 

 ここまでばーっと感想を書いてきました。今思い返しても本当に楽しかったという印象しかない。とてもいい経験をさせていただきました。高校生のとき、いつかふたりで一緒に澤野さんのコンサートに行こうね、と約束した友人と一緒に本当に約束を果たせてよかったです。ありがとうございました。

 

また、澤野さんのライブに行けますように。