空の色、夢の中。

また今日と同じ今日が来る

宇宙旅行と怒涛の3ヶ月の話。

 

どこで書こうかなぁと迷っていたけど、ここなら落ち着いて書けるかなと思って綴っています。このままでもよかったけれど、記録として。決意表明と言ってもいいかもしれない。だいすきなにゅすちゃんの話です。

 

今年発売されたアルバム「EPCOTIA」を引っ提げたツアー、間違いなく最高傑作だった。少なくとも私が見てきた中では最高のコンサートで非の打ち所がなかった。強いて言うならてごしさんが一か所歌詞を間違えたくらい。何でこんなに楽しいのか、欠点がないのか理解できないくらい最高のライブだった。宇宙旅行という世界観から始まり、機長のアナウンスにのせてアテンダントのメンバーがファンを案内する。アルバム曲で世界観がかなり固められているにも関わらず、途中で挿入されるシングル曲など過去の楽曲が浮くことはなくむしろ世界観を上手く広げている。4人だからこそ360度のステージがぴったりとハマる。突如発生する時空の歪みによって過去のコンサートがよみがえってくる。ラストの曲として相応しい名称の「HAPPY ENDING」でも彼らは言う、「HAPPY ENDING is waiting」だと。幸せなエンディングがまだこの先で待っている、続いていくのだと。「エンディングなんてねぇから!」の言葉に救われた、生きていて本当によかったと心の底から思った。「またすぐ会うぞー!」の言葉が嬉しかった。

 

たぶんどれかひとつでも欠けていたら不足していたら壊れていたし立ち直れなかった。今まで蓄積してきた「好き」の感情も、新曲のリリースも、新ドラマの主演決定と出演も、レギュラー番組の続行&保留も、決定していた音楽番組MCも、生放送での言葉も、…もっとあったかなぁ。正直この10年間で一番苦しくて空回りしてひどい顔をしていた月だったんじゃないかなと思う。それに色々なことを覚えた。自衛の方法には磨きがかかって、インターネットで検索するときは知りたい「こと」の方を先に入力してスペースを空けて名前を入れるとか。スルースキルも上がったし反論を口に出したくて独り言も増えた。自分から行動を起こすための方法を知ったし考えた。テレビ局にもラジオ番組にも出版社にもハガキやメールを書いたし、生写真も買いに行った。タグをつけてツイートもしたしリツイートも毎日、気づいたときにずっとやってた。何かに繋がったのかどうかなんて分からない、でも行動できることがあるのは救いだったんだよ。嫌いか好きかなんて正直どうでもよかった。感覚が完全に麻痺していて、頭の中を支配しているのは「苦しい時に心を支えてくれた」「最高の歌を届けてくれる」「何度でも逆境を乗り越えていく」人たちという執念だか思い出だか分からないけどとにかくその「私にとっての事実」だけが支配していたから、よしと思うか悪いと思うかなんてどうでもよかった。どうしても、どうしても、4人でいてほしかった。何にも揺るがない「そこに4人がいる」という事実だけが欲しかった。ステージで4人で生きていてくれるならどうだってよかった。そんな感情は単純ではなくてもっともっとと奥底で求めていただろうけど、少なくとも6月はそんな感覚で生きていた。日に日に増していく不安と忍び寄る影に怯えながら、それでも必死に前を向いて生きようとしてた。あぁでも、他の人の舞台を見に行った時、主演の一人がシゲさんに見えたときは辛いなんてものじゃなかった。衣装が偶然にも過去のコンサートの衣装に似ていて、それに加えて背格好も髪の色や形も似ていたから、そうとしか見えなかった。あの人が舞台の上で泣いている、絶叫している、追い詰められている、狂気に燃えている…あぁもうやめて、やめて!どうする?こんな風にステージの上に立つあの人を見れなくなったら?笑顔を見れなくなったら?消えていってしまったら?一ファンでしかない私は何もできないの?追い詰められる様を黙ってみているしかないの?そんなの嫌だ、いやだ、勘弁して、絶対に嫌だ…耐えられない、って。思い出しても泣きそうだな。だけどね、「BLUE」を見たらすとんと落ちた。何回か救われるタイミングはあって、そのひとつがやはり「BLUE」の発売だった。いい曲すぎて悔しかった。たらればを言い始めればきりがないけれど、どうしてこんなに素晴らしい曲のプロモーションができないんだろうとか、みんなに先入観だけで聴いてもらえないんだろうとか、素晴らしい楽曲だったからこそ悔しい思いはたくさんあった。だけど、その悔しさを乗り越えて力に変えて頑張ってくれると思える4人がそこにいて救われたんだ。あと単純にカップリング曲が最高だった。曲中に「はぁあ?!」ってキレる(奇声をあげる)曲なんて初めてだった。これが生で見たい、できることなら東京ドームで。絶対に見たい、見せてほしい、頼むから。心から願ったし感謝した。波乱万丈でよく死ななかったな、と今でも思うほど苦しかった6月がここで終わった。

 

7月は歌番組の出演のたびに胸はキリキリ痛いし、でも並んでいる姿を見ると本当に嬉しくて、やっぱり好きなんだなぁって思った。わたしは一種の自己肯定のひとつとしてオタクをやっているところもあると思っていて、自分は自身のことがそこまで好きではないけれど(結局「人間とは自分が一番可愛くて仕方ない」と思っているタイプだし自分もそうなんだろうな~とは思うけど、認めたり肯定したりといった面ではそんなに…もっと素敵な人いるし…と後ろ向きなことが多いから)大好きな人たちを応援している自分は好きになれる。夢中で楽しんでいる自分は馬鹿だなぁと思いながら、こんなに幸せを享受できているのって幸せだな、最高だな、ファンでよかった!楽しんでいる自分最高だよ!という風に。そういったいわゆる「心の余裕がないとできないような思い」をまた感じられるようになってきていた。就活でメンタルぼろぼろだったのもあって「自分は幸せだ」と言い聞かせながら動かないと頑張れなかったのかもしれないけど、今思えばメンタルが鍛えられてよかったのかな~とか思ってる自分もいる。だって就活なんかよりも好きを堂々と言えないことやこわばっている顔を見ることのほうが辛かったから。あと「自分にとって何が一番望みなのか」というのが七夕近くに見た夢ではっきりした。メンバーひとりと楽屋にいて(よく分からない関係性)、「ちゃんとみんな来るかな…」て不安になってたんだけど最後に4人集まって作戦会議みたいなのを始めるってだったけど、最後に4人が集まった瞬間に夢の中の私も「うぅー…」って泣いてたし起きた瞬間の身体の軽さが異常だった。夢って深層心理が関係してるとか言ったりするからそうなのかなって。あと大好きなメンバー2人の誕生日があって、私自身の誕生日があって、誕生日の動画を見てまた救われた。何であんなに楽しそうなんだろうって、笑顔でにこにこしているけど心の中では毎日何かしらのダメージを受けてちょっと落ち込んでいる自分がバカみたいって、そう思うくらい面白くて笑顔に溢れていて、嬉しくて泣いた。その二日後にドラマが始まった。命がけのゲームで勝ち抜いていく天才勝負師、仲間の絆を信じて、自分が勝つことよりも他人が負けないことを選ぶ、役。ゴールデンプライム帯で初主演、主題歌も持ってきてくれた、そこにメンバーも出演する。何て豪華で幸せで恵まれたことなんだろうと思ったし、私はこれがあったからどんな悪意に触れても生きてこれたのだと本気で思う。本当は人気漫画が原作ということもあって不安でいっぱいだったけれど、あの人がここ何年もコンスタントに演技のお仕事を続けてきたことも、この仕事を勝ち取ってきたことも、全部事実だから。きっと伝わるものがあると信じていたから。だから、視聴中のTLの盛り上がりも皆が雪崩のようにHuluに加入していく姿を見るのも、「生きろ」が流れたことにも「呆れるほど愚かで泣けるほど愛しい」が流れるタイミングで無理…って言いながらバタバタ倒れていくのを見るのも全部嬉しくて楽しかったんだよ~~~~~!!!!(号泣)連続ドラマって偉大だ、毎週新たな顔が表情が見られるって最高だと改めて思って、毎週放送終了後に何周も同じものを観るっていうのがルーティン化していた。そんなこんなで7月が終わった。

 

 来たる8月、勝負の月だ。皆が野外コンサートに向けて着々と準備を進めていく中、この時期に自分自身が色々とあって窮地に立たされていて本当に心が死んだ(まぁ自分が悪かったところもあるんだけど)。今まで上手くスルーしてきた困難や壁が全部凝縮されて降りかかってきたのか、とそう思わないとやっていけないくらい刺さることがあって、外れてしまったからコンサートは行けないし就活も卒論もやらなきゃいけないし、どこに神様はいるんだろう、見放されたのかなって思いながら毎日にゅすの音楽を聴いて泣いて歯を食いしばって生きてた。その間にもコンサートグッズのアプリが配信されたりグッズ詳細が出たり、みんなが天気予報を確認してざわざわし始めたり、あぁ始まるんだなってぼんやりとそれを見ていた。行きたくて仕方なかったけどまた次があると信じていたし信じていたかったから、その時まで我慢しようと思ってね。だけどコンサートがある週になって突然友人から電話が来た。制作開放の連絡が来たから申し込みしようか?と。その友人はもう他の子と行けることになっていたからもしよかったらどう?と。その優しさにちょっぴり泣きそうになりながらお願いして、一縷の望みをかけてプレ販でも思わずペンライト買ったりして。コンサート前日に「当たったよ」って電話が来た時は「やっと報われたのかもしれない」って思った。

 

これは自分自身の思いとかどんな行動をしたのかとか、記録として残しておきたいなと思って書き始めたものなので、野外ライブのことは別に書き記しておこうと思っています。何が正解とか間違いだとかそれは人それぞれ異なるし、自分自身でも無意識に隠している感情や無理矢理忘れた記憶もあるだろうから、これがすべての事実ではないんだろうと思う。だけど、この三か月は初めて「私にとって彼らとは何か」についてしっかりと向き合った期間で、苦しいなりにもいろいろと得られるものはあったことは事実だから。まぁあまりにも苦しかったからもう二度と戻りたくないけれど。口癖のように言っている「もう一度宇宙旅行したい。えぽこてぃあライナーにもう一度搭乗したい」が実現されるとしても、二度と戻りたくない(これがなかったらこんなに向き合うことも愛しいと思うこともなかったんだろうなと思うと複雑な気持ちだけど)。だからね?色々あったにせよ自業自得なんだから、これから歩む姿で覚悟を見せてね。そして私は「4人じゃなきゃ嫌だよ絶対に嫌だよ頼むから4人でいてよ本当に頼むから…」って絶望を感じて初めてぼろぼろに泣きながら友人に電話したあの日のことを忘れないでいよう。どれだけの奇跡が積み重なってこの景色ができているのか、それに対しての感謝と喜びを常に胸に抱いていようと思う。ますださん、共に戦っていくと行動で示してくれてありがとう。てごしさん、胸を張って前を向く勇気と最強のポジティブ精神を見せてくれてありがとう。こやまさん、ラジオでの柔らかい語りとぬくもりをありがとう。シゲさん、あなたの懸命な姿がかっこよくてそれが嬉しくて笑顔でいられたよ。あなたのファンでいられて幸せだよ。4人でいてくれてありがとう。何を言われようとあなたたちはこの3か月の私の心の支えであって、勇者であって、仲間でした。そしてそれは、この先も続いていくんだろうなと思います。「終わりなき青春」を、これからもファンタスティックな4人と共に過ごせますように。わたしは幸せな日々を過ごしたい。だから今日も明日も、素敵なところを見つけて褒めて、幸せな気持ちを共有して一緒に笑って、生きていく。

 

逃げるな、負けるな、前を向いて、仲間を信じて、誓って、そして「生きろ」。

きっとその先には、「HAPPY ENDING」が待っているはずだから。